ドリフトとは:アナログスティックを操作していない,または任意の操作をしているときに、あらぬ方向にスティック操作が行われてしまう不具合のこと
今までにないスティック
ジョイコンのスティックの根元を見てみると、色がついている部分はスティック本体とは別のパーツだということがわかります。
Gif動画

水色の部分がカバーになり、Switchのプロコントローラーでよく発生していたスティックの摩耗で発生する白い粉が内部に入り込むのを防いでくれるカバーになっている?

また、スティックの根元に見える灰色の部分にも何か秘密ありそうです。
以前任天堂が特許を出していた、スティックの感触を変えるパーツの一部でしょうか。
磁場に近づくほど粘性が強くなる特殊な液体によって、スティックの抵抗を変化させ、スティック操作時の感触変えるという特許。
USPTO – US 12,164,709 B2
とにかく、今まで見たことがないのスティックであることは間違いなさそうです。
ホールセンサーの導入はあるのか
昨今のコントローラーはドリフトしにくく、寿命の長いホールエフェクトスティックが使われることが多いですが、Switch2のジョイコンには採用されているのでしょうか。
ホールエフェクトスティックとは:磁石が発生する磁界の変化によってスティックの操作を感知するスティック。物理的に感知する従来のスティックと違い、感知する部分が非接触なため、壊れにくく、不具合も出にくい
Switchのジョイコンはドリフトが発生しやすく、アメリカではこのドリフト問題で集団訴訟にまで発展していました。
任天堂アメリカはこの訴訟に勝ちましたが、この問題を受け止め、アメリカでの無料修理プログラムの実施や、スティックの継続的な改善を行いました。
UNITED STATES DISTRICT COURT NORTHERN DISTRICT OF CALIFORNIA Case 3:20-cv-06929-WHA
ジョイコンがドリフトしやすいことは任天堂の古川社長も把握しており、2020年6月の株主総会で「お客様にご迷惑をおかけしていることをお詫び申しあげます」と謝罪の言葉を述べています。
任天堂 – 第80期定時株主総会 質疑応答
ホールエフェクトスティックを採用したコントローラーの値段も下がってきていますし、任天堂もジョイコンのドリフト問題を重く受け止めていることから、Switch2のジョイコンにホールエフェクトスティックが搭載される可能性は十分ありそうです。

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