任天堂はNvidiaのDLSSを使用することで、ゲームの出力時に解像度を向上させる特許を出願しました。
NVIDIA – DLSS テクノロジー
この特許内容がNintendo Swichの後継機(以下Switch2)に採用されるのであれば、Switch2の性能はかなり期待できるものになるでしょう。
DLSSとは
特許内容に540pから1080p,1080pから4Kへ解像度を向上させる例があるように、DLSSとは、実際には低解像度のゲームを出力する際にAIを用いて高解像度にする技術です。
特許例を見るに、携帯モードで1080p、テレビモードで4Kにアップスケールされると予想できます。
Switch2にこのDLSSが採用されると、解像度アップのほか、多くのメリットがあります。
- フレームレートの向上
- ゲーム容量の削減
- バッテリー持ちの向上(消費電力の削減)
例えば、540pから1080pへのAIアップスケーリングすれば、出力されるのは1080pの映像ですが、ハードの性能負担は540p分に抑えることができるため、高解像度でより高いフレームレートを出すことができます。低解像度のものをAIで高解像に見せているわけですから、その分ハードの性能をフレームレートに回せるようになります。
ゲーム容量,消費電力も同様で、解像度に比べて容量が小さく、消費電力の少ないゲームが登場することでしょう。
Switch2は携帯ハードとしても使えることから、Switch同様に本体のドライブやマイクロSDカードにゲームを保存することが予想されます。SDカードも日々大容量化されてきてはいますが、HDDやSSDと比べると割高です。Switchではドライブの容量が足りず、あまり遊んでいないゲームはアンインストールしていた方も多いと思います。Switch2では、この悩みが解決されるかもしれません。また、Switch2の性能向上でバッテリーの持ち時間が心配だった方にも朗報ではないでしょうか。
4K対応も現実的に
Switch2、期待できるリークが出てきています。性能はテレビモード時にXbox Series S並?携帯モードでPS4並?という噂もあります。この性能に加えて、DLSSのAIアップスケーリングがあれば、噂されている4K対応も難はありません。
爆発的ヒットになるかは価格次第ですが、ゲームファンにとってはかなり期待できるハードになりそうです。
コメント