匿名アナリストによると、Switch2の発売初年度の世界出荷台数は2000万台に上るという。
Bloomberg – Nintendo Shares Slide After Switch 2 Peek Yields Few Surprises
初代Switchの初年度の販売台数は約1500万台だったことから、2000万という数字は異常ともいえる数です。
数による転売対策
日本では初代Switchの発売から半年以上品薄の状態が続いていたことから、定価よりも高い価格での転売横行していました。
各国への分配方法にもよりますが、2000万台の出荷であれば、発売から早い段階でほしい人にいきわたることでしょう。
任天堂は以前から、ハード機を十分に確保することによって転売に対処するとしており、任天堂の古川社長によると、初代Switchの生産に影響していた半導体不足もなく、Switch2が部品の不足で生産が滞るといった事態もなさそうです。
Q2 Nintendo Switch の後継機種の転売対策について聞きたい。昨年の株主総会で、ハードウェアの生産量を十分に確保することによって転売対策を行うと話していたが、対策は進んでいるのか。
A2 古川:転売への対策として、お客様の需要を満たせる数をしっかりと生産することが最重要だと考えており、昨年からこの考えは変わりません。それ以外にも、各地域の事情を踏まて、法令の許す範囲で何らかの対策ができないか検討を進めています。なお、昨年や一昨年において、半導体部品の不足のために十分な数量の Nintendo Switch のハードウェア生産ができないことがございましたが、現在はそうした状況は解消されています。後継機種においても、現時点では部材の不足等が生産に大きな影響を与えるとは考えていません。任天堂 – 第84期定時株主総会 質疑応答
大量生産による弊害
2000万台出荷は消費者にとってはうれしいことですが、任天堂にとってはある種”賭け”です。
Switch2は当然、初代Switchよりも性能は向上するでしょうし、昨今の世界的物価高により、値段もSwitchと同じ3万円代とはいかないでしょう。リークでは、価格は円換算で7万円前後になるとも言われています。
Switchが世界に十分いきわたった今、Switchよりも価格の高いSwitch2をSwitch以上に出荷するというのは相当な覚悟でしょう。任天堂は初年度に相当な目玉ソフトを用意しているに違いありません。
果たして、2000万台を初年度に売り切ることができるのでしょうか。
初期不良
Switch2の初期出荷数も相当な数になるでしょうから、重大な初期不良が出た場合の処理にはかなりの時間を要することになるでしょう。
リークを的中させたSwitch2の生産工場の従業員からは、Switch2のプロコントローラーの初期不良を心配する声が挙がっています。
リーク横行
ほか任天堂ハードと比べ、Switch2のリークが多く発生した原因には大量出荷が影響していることは間違いないでしょう。
2000万台出荷の前準備として、発売前に大量のSwitch2を生産する必要があったことから、多くの人が発売前のSwitch2の生産に関わることになりました。その結果、その関係者の一部が正式発表前にリークしたと考えられます。
直近では、Nintendo Switch 2 予告映像のほぼすべての情報が事前にリークされていました。

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