任天堂 経営方針説明会/2020年 3月期第3四半期決算説明会の質疑応答にて、「ニンテンドースイッチLiteのようにハードのバリエーションを多様化し、ハードのライフサイクルの長期化を図るのか。」という質問に対し、任天堂社長の古川氏は「将来的にハードに関していろいろな展開を考え得る状況にあるとし、当面はニンテンドースイッチに注力するとした。また、ソフト開発のリソースをニンテンドースイッチに注力することで、過去の任天堂据え置き機のライフスタイルとは異なる形になると答えた。
Q2
3回目の年末商戦を終えた Nintendo Switch の動向を踏まえて、業績のサイクルについての考え方を聞かせてほしい。Nintendo Switch のライフサイクルは、過去のサイクルと異なったものになると考えているのか。その場合、ハードの販売台数の成長がある程度落ち着いた後でも業績を伸ばしていけると考えているのか、それとも Nintendo Switch Liteのようにハードのバリエーションを多様化することによってライフサイクルを長期化していくつもりなのか。A2
古川：
まもなく発売4年目を迎える Nintendo Switch は、私たちが過去に販売してきた据置機とは少し違う状況にあると考えています。持ち出して遊べる据置機としての Nintendo Switch に加え、携帯専用の Nintendo Switch Lite があり、お客様はライフスタイルに合わせていずれかを選んでいただけます。
一方で、ソフトも重要だと思っています。プレゼンテーションでご説明しましたとおり、当面は、普及台数が伸びている Nintendo Switch というプラットフォームに注力していくつもりです。ソフト開発のリソースを Nintendo Switch に集中的に投入していくことで、任天堂の据置機が過去歩んできたライフサイクルとは違う形にしていけると考えています。
過去のハードよりもニンテンドースイッチのライフサイクルを長期化させるにあたり、ニンテンドースイッチLiteのように新しいニンテンドースイッチシリーズの登場を考えているのではないでしょうか。噂されていた次世代型ニンテンドースイッチの可能性はまだまだ捨てきれません。
