ニンテンドースイッチのソフトはパッケージ版とダウンロード版どっちを買うべきなのか

ニンテンドースイッチのソフトはパッケージ版とダウンロード版どっちを買うべきなのか

ニンテンドースイッチのソフトはパッケージ版とダウンロード版どちらを選ぶべきなのか、それぞれのメリットや特徴を紹介します。

パッケージ版のメリット

ダウンロードする必要がない

パッケージ版の場合ニンテンドースイッチ本体にインストールする必要がないため、購入したらすぐにプレイができます。(ソフトによって、ゲームの更新アップデートが必要な場合があります。)

ニンテンドースイッチ本体の容量を気にしなくてよい

ニンテンドースイッチの本体保存メモリーは32GBです。ダウンロード版ですと、ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドなどの大容量のゲームを複数購入する場合は本体の容量32GBを超えてしまいます。例えば、ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドのダウンロードに必要な容量は13.4GBですので、1本のソフトで本体容量の半分近くを使うことになります。

SDカードを購入する必要がない

本体保存メモリーやSDカードにソフトをダウンロードする必要がないため、本体保存メモリーにダウンロードコンテンツやソフトの更新の容量を充てることができます。そのため、SDカードを追加で購入する必要がなくなります。

物が存在する

パッケージやゲームカードが実際に存在するため、別のニンテンドースイッチにすぐに移動させて遊ぶことができます。そのため、家族や友達同士で貸し借りが可能になります。また、物があるので、いらなくなったゲームソフトを売ることもできます。

また、ダウンロード版の場合、新しいスイッチ本体を買ったときにニンテンドーアカウントの引っ越し手続きやソフトの再ダウンロードが必要になりますが、パッケージ版であればすぐに新しい本体で遊ぶことができます。

任天堂 – ユーザーの引っ越しとセーブデータの引っ越し

ダウンロード版のメリット

ロード時間が短い

本体保存メモリーに保存した場合、パッケージ版に比べてダウンロード版のほうがロード時間が短くなります。

検証動画 – 【NintendoSwitch】Loading Speed Test – microSD Cards vs Internal Storage vs Game Card

検証動画では、ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドのゲーム開始時のロード時間が比較されています。本体保存メモリーが最速で47.81秒、次点で49.88秒のSamsung microSD EVO Plus 512GB、ゲームカード(パッケージ版)が50.04秒と続いています。SDカードは種類や容量によってロード時間にかなりバラツキがあり、最下位の山の奥 microSD 32GBは本体保存メモリーと比べ、23.09秒もの差が出ています。安いSDカードにはそれなりの理由があるようです。

ロード時間順位表

順位保存メディアロード時間(秒)
1本体保存メモリー47.81
2Samsung MicroSD EVO Plus 512GB49.88
3ゲームカード(パッケージ版)50.04
4SunDisk Extreme Pro microSD 128GB(A1)

新モデルVer(A2)
50.85
5Samsung MicroSD EVO Plus 256GB51.01
6SunDisk Extreme Endurance Video Monitoring CARD 64GB55.98
7山の奥 microSD 32GB70.09

ゲームソフト発売日にすぐ遊べる

任天堂のゲームソフトやゲームハードは発売時間の指定がされていることが多く、夜中の12時にパッケージ版ソフトを手に入れることはなかなかできません。

記事:Nintendo Switch 発売日0時受取はできない模様

一方、ダウンロード版は「あらかじめダウンロード」に対応しているため、発売前にあらかじめダウンロード完了させ、発売日にすぐに遊ぶことができます。(たいていのダウンロードソフトは発売日の前日22時から起動できます。)

任天堂 – あらかじめダウンロードとは?

ゲームカードを入れ替える必要がない

パッケージ版の場合、別のゲームを遊ぼうとするとゲームカードを入れ替えなければなりません。その点、ダウンロード版の場合は入れ替え無しでそのまま遊ぶことができます。

マイニンテンドーのゴールドポイントがパッケージ版よりも多く貯まる

ダウンロード版を買うと、パッケージ版を買った場合よりも5倍のゴールドポイントが貰えます。

ゴールドポイントは1ポイント1円としてニンテンドーeショップや任天堂公式ホームページでのソフトのダウンロード購入に使うことができます。

また、Nintendo Switch Onlineの支払いにもゴールドポイントを使用することができます。

記事;NintendoSwitchOnlineの支払いにはマイニンテンドーゴールドポイントも使用可能

ニンテンドーカタログチケットを使えばお得に購入できる

「2本でお得 ニンテンドーカタログチケット」を使うことで、ダウンロード版ソフトを定価よりも安く購入することができます。

任天堂 – 2本でお得 ニンテンドーカタログチケット

2本でお得 ニンテンドーカタログチケットとは

任天堂タイトルのダウンロード版ソフト2本を9,980円で引き換えられるチケットです。Nintendo Switch Online加入者限定で販売されています。

例えば、あつまれ どうぶつの森(6,578円)とポケットモンスター ソード(6,578円)をカタログチケットで引き換えた場合、3,176円お得に。価格の高いソフトほどカタログチケットで購入したほうがお得になります。

ニンテンドーカタログチケットは購入時から1年間有効ですから、2本ほしいソフトがない場合でも1本分だけソフトを引き換えて、もう1本分はほしいソフトが発売されるまでとっておくことができます。

人気はパッケージ版

パッケージ版とダウンロード版、どっちのほうが売れているかというと、売れているのはパッケージ版です。例えば、ポケットモンスター ソード/シールドとルイージマンション3は約75%がパッケージ版で購入され、約25%がダウンロード版で購入されています。いずれも2本でお得 ニンテンドーカタログチケットの対象ソフトにもかかわらず、パッケージ版のほうが売れているのです。

任天堂株式会社 2020年3月期第3四半期決算参考資料の当期ミリオンセラー自社タイトルとファミ通.comのゲーム販売本数ランキング(2020年1月19日時)の累計販売本数を参考にして算出しています。

では、なぜパッケージ版のほうが人気なのでしょうか。

ポケットモンスター ソード/シールドとルイージマンション3はどちらも子供にも人気のソフトです。ですから、誕生日やクリスマスのプレゼントとして購入されることが多く、プレゼントに最適なパッケージ版が好まれていると推測できます。

例外もある

一方、ダウンロード版が人気のソフトもあります。例えば、ファイアーエムブレム 風花雪月はパッケージ版が約53%、ダウンロード版が約47%の割合で購入されています。

ファイアーエムブレム 風花雪月は比較的対象年齢高めのソフトであること、定価6,578円であるポケットモンスター ソード/シールドやルイージマンション3と比べて高い価格(7,678円)のため、ニンテンドーカタログチケットを使うメリットが大きいことから、ダウンロード版の割合が高いと考えられます。

記事:ファイアーエムブレム風花雪月 国内売り上げ本数の半分がダウンロード版だった

まとめ

本体保存メモリーが32GBと少ないため、パッケージ版を購入するメリットが大きいのではないでしょうか。SDカードで容量を増やすことができますが、3DSのソフトと比べると、本体の容量が多いゲームが多く、たくさんのゲームを遊ぶ場合はより大容量のSDカードを購入する必要が出てきます。本体保存メモリーをセーブデータや今後のゲームソフトの更新やダウンロードコンテンツに回し、パッケージ版で遊ぶという使い方が個人的におすすめです。

ただ、よく遊ぶゲームに関してはダウンロード版にして、本体保存メモリーに保存することをおすすめします。本体保存メモリーに容量がない場合は、書き込み/読み込み速度の速いSDカードの購入を検討してください。ソフトをいちいち入れ替える面倒がなくなりますし、ゲームのロード時間が短いため、ストレスなく快適に遊べます。数秒のロード時間の違いですが、ゲーム中は何度もロードを繰り返すことから長時間遊ぶほどロード時間の短縮の恩恵をうけることができます。また、新作ゲームが発売日にすぐにプレイできるのも魅力です。

参考 – ロード時間順位表

以前はダウンロード版のほうがパッケージ版よりも高く売られていることが多く、価格面でデメリットがありましたが、最近はダウンロード版もお得に購入できるようになってきています。メーカーがパッケージ版よりもダウンロード版の価格を安く設定していたり、ネットショップではダウンロード版も定価より値引きされ売られることが多くなってきました。また、任天堂のソフトであればニンテンドーカタログチケットで、ネットショップの最安値価格よりもさらに安く購入できるようになっています。