ファイアーエムブレム風花雪月 国内売り上げ本数の半分がダウンロード版だった

ファイアーエムブレム風花雪月 国内売り上げ本数の半分がダウンロード版だった

ファイアーエムブレム風花雪月の国内売り上げ本数の半分近くがダウンロード版であることがわかりました。

ソース:reddit – Fire Emblem Three Houses have sold 530k in Japan and 47% of the sales were digital.

任天堂株式会社 2020年3月期第3四半期決算参考資料の当期ミリオンセラー自社タイトルを見てみると、ファイアーエムブレム 風花雪月の国内売り上げ本数は53万本。

そして、ファミ通.comのゲーム販売本数ランキングでは約28万本となっています。ファミ通.comの売り上げ本数はパッケージ版のみの集計ですので、53万本 – 28万本 = 25万本(約47%)がダウンロード版の売り上げ本数になります。(ファミ通.comの累計販売本数は2020年1月26日時点のものですので、実際にはもっと高い割合でダウンロード版が買われています。)

ダウンロード版が売れた理由

通常、ダウンロード版の売り上げはパッケージ版に遠く及ばないことがほとんどですが、ファイアーエムブレム 風花雪月は47%もの割合でダウンロード版が売れています。これほどダウンロード版が売れたのは「2本でお得 ニンテンドーカタログチケット」の影響があると考えられます。

※2本でお得 ニンテンドーカタログチケットとは、任天堂タイトルのダウンロード版2本を9,980円で引き換えられるNintendo Switch Online加入者限定商品です。

しかし、他のカタログチケット対象ソフトを見てみると、例えばルイージマンション3はダウンロード版の割合が約25%と低くなっており、一概にカタログチケットの影響とは言い難いかもしれません。なぜ、風花雪月はこれほどまでにダウンロード版が売れたのでしょうか。

まず、ルイージマンション3との違いは価格です。ルイージマンション3は6,578円なのに対し、ファイアーエムブレム 風花雪月は7,678円と値段が高いため、カタログチケットを使うメリットが大きくなっています。また、じっくりと遊べるシュミレーションRPGというジャンル、大ボリュームの内容、シーズンを通して配信されるダウンロードコンテンツ存在によって、長く遊べる作品になっていることから、ダウンロード版が好まれる傾向にあるのではないかと推測しています。